三宝寺観音
六月十四日。中断していた最上新西国を再開。昨年秋に参拝できなかった三宝寺から始まる...天童織田藩の菩提寺。
信長公肖像とされる絵の写真を蔵する事は、たぶん全国規模で知られている。前回寄った時も墓参の老人が「ここは織田信長の寺だ」と教えてくれた。胸を張って、まるで直参でもあるかの様に...
庫裡に尋ねると本堂に入るよう促された。向かって左の一角が観世音参拝の空間。厨子が二つ並び、右は最上三十三観音の小像群、左も観音像が幾つか収まっていて...
まず正面の御詠歌の色紙は、東通り札所二十四番のもの。色紙の背後の観世音は十一面で、上段の三尊と光背と台座を同じくする。
これらは厨子に収まっていない聖観音と合わせて、天童三十三観音に於いて三宝寺が預かる五つの札所(五・九・十三・十五・二十二)の観世音と見られる。
他にも小さな観音像が並び、いずれが新西国や東通りの札所本尊なのかは混沌...最上新西国十八番。天童分の三か所では、最上新西国の明快な形跡は得られずに終わった。
2013-06-15
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TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106