浄土院観音 2012-07-21
浄土院観音 2012-07-13 浄土院観音 2012-07-21
浄土院観音
 七月十三日。門前に掲げられた木板のひとつに「山形新西国十七番札所」と記す。最上新西国の十七番であるから同義なのだろう。札所に新西国の証を見たのは十二番の浄光寺以来... 本堂屋根の工事中で、住職も職人方と外にいらしたが、快く応じて頂いた。促されるまま堂内へ、奥へ奥へ... 浄土院は漆山に陣屋を設けた秋元氏の菩提寺で、大正十三年の漆山大火に類焼して一切を失った。そう聞いていたが... 座敷の奥に最上三十三観音群。檀信徒が火中より池に放り込んで救ったものだった。特に大きめの三体は災禍の痕も生々しく煤けており、それが一向悲惨に思われず、感激すら覚える。 この観音群と、菩提寺の面目たる秋元家位牌だけは守り抜かれた...新西国はここで山形市を終え、次から天童市に入る。
十六番 千手堂 ←《最上新西国三十三観音 十七番》→ 十八番 三宝寺

2012-07-17

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106