極楽寺観音堂
五月二十九日。小豆地蔵尊の極楽寺。遅々としながら山形札所は二十五番までやって来た。大樹の緑も清々しく、大振りの白い本堂が映える。
平成元年落慶の観音堂は、本堂の裏手に...極楽寺南の旧県庁付近には、古く馬見ヶ崎川の河道が走っていたと知られている。
念仏寺とか万日堂などの名で史料に表れる寺があり、当初の二十五番札所だった。しかし明治の初めに廃寺と定まって敷地は県が接収。
本尊や札所は極楽寺によって引き継がれた。ついでの資料に拠ると、廃寺の念仏堂を材木町の実相寺(山形十番)に移したそうだが、この堂は後の火災で現存しない...
堂内には此処も最上三十三観音群が奉納されてある。極楽寺は最上新西国九番とも載るが、御寺には既に伝えられていないとか。
2012-06-02
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TOM
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