荷口の千手堂
長瀞の長源寺再訪の後、少し時間が空いたので荷口にて寄り道
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本源寺の北西、果樹畑の中にそれらしい屋根の頭が見えた。しかし畑と住宅に囲まれていて、勝手に近づけそうな道が見当たらない。
ちょうど農作業帰りの人が通りかかり、御堂へ行けるか尋ねると、顔をほころばせて教えて下さった。銀杏の樹があるからすぐ分かる云々。
聞いてしまえば存外難しくも無いが、結局は人家の敷地を通っている様な、そうでもない様な
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本源寺が開かれた地と伝える千手堂。最上川が村の近くを流れていた昔、此処は村の中心だったと云う。
伽藍焼失の後に寺は遷り、いつの頃からか千手観音の御堂が建った。寺屋敷だった辺りは、西側の畑地より少しだけ高く均されてある。
銀杏の葉を敷き詰めた傍、整列した卵塔の中に地蔵尊が紛れる
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老いた御堂は屋根が重くなったのか、若干傾いでいた。供えられた真新しい林檎が一個。溌剌とした赤い色がそれとなく心強い
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■山形テレビ編『やまがたのお寺さん 第四集 −天童・東根・村山−』1980年
■鈴木覚瑛『荷口川の流るる里』1982年
■鈴木覚瑛『荷口川の流るる里』1982年
2018-12-02
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TOM
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