お里前観音
七月二日。東通り巡礼二日の五つ目、第八番。養泉寺から街道を歩いて戻ると、あっさり見つけた。入り口の通路は共用の様で、しかし知らずに気付くのは難しい...
観音堂は杉木立に隠れていた。苔むした石段、池の跡に万年堂、街道の騒々が鎮まる。御堂は古さびて、筆跡の消え果てた納め札...
御詠歌、西原をはるばるくればお里べの 誓いの月を見るぞうれしき...
本日は事実上ここまで。次の仲直観音は、東通り最難関...
■運良く表通りの屋敷の方と行き会うて、この辺りの元の地名が「大里前」であると教えて頂いた。
資料によっては「西原お里べ観音堂」あるいは札所の地として単に「お里べ」と記す。
御詠歌に詠み込まれたそのままではあるものの、『高崎の歴史』は「お里前観音」、大江勉『関山村の伝承と歴史』は「大里前」に「おさとまえ」とルビを振っており、
ここでは地元の呼び方を優先しておく。(2015-07-04)
2015-07-04
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TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106