宝光院観音堂
三月十五日、本日の四所め。観音堂は境内に入ってすぐ左にある。山形第六番札所の本尊は聖観音。
堅実と贅沢を同居させたような唐破風の向拝。障子を開けると先ず、歓喜天の大きな額が目に飛び込む。そして格天井...
御堂は奥の蔵仕様の内陣部分と、手前の入母屋造の拝殿部分に分かれる。この拝殿が明治に寺を廃した宝幢寺から移って来た件を尋ね、
移築時の銘が向拝の柱に履かせてあるのを知った...宝幢寺と云えば、鮨洗(すしあらい)の宝積院に渡った国重文の十一面観音像を思い出すが、
拝殿の元主かは知らない...ずっと猫殿の監視に晒されていた。見た目ほどには不審な者でもないぞ、と申し開いて山門を後にする。
2012-03-18
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TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106