青柳の長谷観音堂
四月二十八日
再び観音めぐりの筆を起こすと云えども、遠出して巡礼道をたどるには尚早と思い、不要不急の散輪に任せて十三年ぶりの御堂を訪ねる。
高瀬川を二度渡って青柳の長谷観音。大和国長谷寺より分霊した秘仏十一面観世音だと伝える
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頻りと物流車両が過ぎる表通りから、僅かに離れて保たれる静閑。
まず八幡社の参道を踏み、見上げる御堂に薄曇りの空が広すぎる気がしたのは、記憶違いではなかった。
残る切り株は曾ての大銀杏
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別当の洪水山長谷寺は延文五年、斯波兼頼の開山。少し東には経塚があり、周辺を最上氏の古い楯の跡とする話もある。
由緒書きの「最上百観音霊場の第二十九番札所」については、長谷寺を第四十八番とした史料は目にしているが、実際はよく分らない。
ふた昔前に別当を尋ねた時も詳細は得られなかった
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御詠歌に、ごろくしずながれのきよきみなかみは きたるこころとふかきたにがわ。五六清水と呼ばれる湧水があるらしい
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■山形市神社総代会『山形市神社誌』1972年
■山形テレビ編『やまがたのお寺さん 第一集 −山形市の一部と上山−』1976年
■天童市史編さん委員会編『天童市史編集資料 第33号』1983年
■大風印刷編『山形のお寺』2000年
■山形テレビ編『やまがたのお寺さん 第一集 −山形市の一部と上山−』1976年
■天童市史編さん委員会編『天童市史編集資料 第33号』1983年
■大風印刷編『山形のお寺』2000年
2021-04-30
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TOM
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