大昌寺
大昌寺 中通り第三十一番
十一月二日 / 自宅 ── 中乱川橋 ── 蟹沢 ── 大昌寺
 中通り三十三観音も九日目にしてようやく最終日。結局あれこれと半年掛かり ... 先日は留守に当たった蟹沢の大昌寺。応永年中、城主として蟹沢に入った最上兼直が曹洞宗の黒滝向川寺の和尚を招き、開山したと伝える。 御寺は初め城内にあり、後に現在地へ遷ったらしい。本堂は平成の新築。 開基の大昌寺殿最上兼直公の墓は、本堂の西側、境内の墓地の中にある。思ったより小振りな石塔だったが、屋根を設けて護持されていた ...
 今日は後から法事が入っている云々、まだ準備も始まらない時間帯に訪ねたのは幸いだった。 札所の観世音は本堂の内、西国三十三観音と最上三十三観音が一所に会する。尊像群は前の住職の代にすべて修復したとか。 一様に過ぎるほど清新な雰囲気。やちとせや柳に長きいのちでら はこぶ歩みのかざしなるらん ... 手短かな勤行にて退出。有り難い事に檀家や役員の方々が御寺をとても大事にして下さる、と幾度も語っておられた ...
■山形テレビ編『やまがたのお寺さん 第四集 −天童・東根・村山−』1980年
■(不明)『開創百周年記念 新西国中通札所 御詠歌』1992年 ※正法寺にて拝領。
■大風印刷編『続・山形のお寺』2006年

2018-11-04

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106