永源寺
永源寺 中通り第十七番
七月二十四日 / 石仏寺 ── 永源寺
 仔猫に行く手を阻まれて、左に左に曲がったら永源寺の前に出た。境内は南向き、まっすぐ延びた参道の奥に本堂が見える。 駐車場は正面の南側に見当たらない。庫裡にも東から寄せた方が近いだろう ... 高擶の札所三ヶ寺の三番目、ようげんじ。前の二ヶ寺が浄土宗で、こちらは曹洞宗。禅寺として開山後に現在地へ遷された様で、故地は清池の六面幢の辺りと云う。 一礼して山門を過ぎると右に鐘楼が現れる。左の小祠は白山社か ...
 庫裡に尋ねて本堂に入る。方々の窓を開けて下さり、そよ風がふっと頬を撫でてゆく。 堂内の左の脇間に並ぶ西国三十三観音、上段中央の第一番の如意輪尊のみ大きめ。 金彩も古色に落ち着いて、その硬質な独特の造形は、何処かでも観たことがあったと思いながら、未だに思い出せず。 重くともいつつの罪はよもあらじ 六波羅堂へ参る身なれば ... 十七番で札所巡りも折り返し。巡礼道は高擶をようやく離れ、田圃の中を北上する ...
■山形テレビ編『やまがたのお寺さん 第四集 −天童・東根・村山−』1980年
■高擶宝さがし部会『ふるさと たかだま −高擶の宝−』2002年
■大風印刷編『続・山形のお寺』2006年

2018-07-27

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106