天神町の南瓜観音
天神町の南瓜観音
六月三十日 / 高源寺 ── 長泉寺 ── 天神町富士神社 ─ (徒歩) ─ 南瓜観音
 高源寺の次は見崎の長泉寺。ところが法要が始まりそうだったので、後ほど出直す旨を伝えて次の札所へ。 途中、南瓜観音を探す。天神町の富士神社の近くとしか知らぬまま ... うかつに通ると神社の杜にすら近づけない。農道に闖入する体裁を取らないとすれば、小径の入口の、ささやかな門柱に気付かなければならなかった。 新井田の新山堂、富士神社を無事に参拝。さて南東に農道を辿ると大きな杉の下、小さな御堂の裏に至る ...
 白川を流れ下ってきたと云う観世音。拾い上げた翁は日々かぼちゃを供え、おさがりは近所の子達にたべさせた云々、いつしか南瓜観音に。 南無大悲勢至観音、厳密には勢至菩薩らしい。大郷三十三所の十四番、みつのよのつみも消えなん観世音 まいる心に晴るるむら雲 ... 御堂の正面には注連縄も実直な石鳥居。その外側は個人の屋敷内の様で、無断には通り抜けにくい。 たわわに実る梅の香が辺りに満ちる。炎天にひと時の爽快 ...
■大郷郷土研究会編『大郷の伝承』1976年

2018-07-04

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106