宮脇監物観音
宮脇監物観音
 七月四日。峰岸から宮生郵便局の三叉路を少し過ぎて、監物橋を渡った集落の中ほどに、上山二十五番の観音堂があった。 御堂を守る中島氏の屋敷の一隅。畳敷きの内部は、今しがた掃き清めたばかりの様に塵ひとつ無い... 祭壇中央に大屋根の厨子。左右は氏神だろうか。引き出しに朱印とスタンプ台が入っていた。 御詠歌、いのりなばすてぬちかひや宮のわき 神も仏もうき世すくふと。ヲゴフだからと李などを頂き、恐縮しきり...
■寺尾満『上山三十三観音』1998年

2016-07-09

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106