陣場観音堂 2014-03-18
陣場観音堂
 三月十八日。彼岸の入りは雨となった...車を駐めたついでに村社の稲荷神社を参拝。この境内には、明治の初めまで尼寺もあったらしい。 廃寺の後、本尊の十一面観音は境内の外に御堂を設け、村の守護として変わらぬ信心を集めたとか... 昭和四十九年の陣場沼埋め立てに際し、新しく出来た土地へ観音堂を移して今に至る。と云うても稲荷神社の前から見える距離。御堂の傍ら、控えめな位置に「江俣沼陣場沼跡」の碑が立つ... 手前の地蔵尊に申し訳程度の会釈をして、扉に空いた穴から内を窺う。中央に菩薩の坐像、その奥の立像も観世音のよう。張り紙は少し古いが、祭礼などには開くのだろう...
■「江俣沼陣場沼跡」碑の江俣沼と陣場沼は、どちらも八ヶ郷堰下流の灌漑事業として江戸時代に造られた。江俣沼の方は、江俣跨線橋の東側の公園に辛うじて残っている。

2014-03-20

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106