青柳堂観音
青柳堂観音
 十月九日、東通り巡礼六日の四つ目。第二十二番の青柳堂は旧家個人宅。出し抜けに訪ねるのも如何なものかと思われ、先ずは近くの常安寺で話を聞いてみる事にした。 常安寺は最上新西国の折に寄っている。東通りには当たっていないが、天童三十三観音で三十一番、青柳堂が二十七番。次の機会に出直すつもりで札所の前を通過し掛けたら... 偶然相俟って青柳家十六代の御主人とお会いし、手短くも参拝をお許し頂く事ができた...
 札所は広くない古い仏間。格天井一面の白い花飾りが、自ずと荘重な心持ちにさせる。祭壇の中央は阿弥陀仏。札所本尊は祭壇の左の如意輪観音... 東通り開創百年だった平成六年は、団体の巡礼が連日の様にやって来て難儀したらしい。いまや巡礼の徒も絶え、もはや急な訪問は断っている、と云うより応対できない... 御詠歌、極楽は何処なるらん青柳の 糸を頼りて来たれ人々。本日はここまで。札所も残り三分の一になった...
二十一番 泰亮庵 ←《東通り三十三観音 二十二番》→ 二十三番 仏向寺

2015-10-14

TOM
ぽんとけりゃにゃんとなくよーいよい
@rondino2106